善行寺の沿革

由緒

善行寺の由緒について

善行寺々伝 ( 善行寺精舎觴諸大望紀 / 善行寺寺院明細帳 / 善行寺過去帳 ) によると、室町時代の延徳2年(1490年)、美濃国(現在の岐阜県)領主、土岐氏の家臣であった吉井甚之丞が、本願寺 第八代宗主・蓮如上人に帰依し得度の後( 法名・浄観 )、六字名号のご染筆、蓮如上人木像等を賜る。

その際、北陸での伝道教化のご発願を受けて能登国(現在の石川県)羽咋郡内に念仏道場たる草庵を開き、永正2年(1505年)同郡尾長村に道場を創建。山号を鶴谷山、寺号を善行寺と号する。

その後、同郡本江村に七間四面の本堂を主とする寺基を建立移転して以来、室町時代から今日に至るまで時代が移り変わる中でも、同地方でのご法義繁盛と伝道教化が500年以上、連綿として行なわれている。

( 現在、第十六代住職・吉井一貴 / 石川県羽咋市 )

沿革

善行寺の沿革について

善行寺創建以来、500年以上にわたり行なわれているご法義繁盛と伝道教化の願いと志を受け、平成18年(2006年)、第十五代住職・吉井誠昭の次男、吉井誠光が山号( 鶴谷山 )と寺号( 善行寺 )を受け継ぎ、浄土真宗本願寺派、ならびに本願寺派 ・ 埼玉県内寺院住職の承認のもと、埼玉県川口市内に念仏道場たる草庵を開く。

開設後は、定例法座や聖典学習会をはじめ、寺院を会場とした子育てサークル等、多種多様な行事活動を開催。幅広い世代の方々が集う「 地域のオアシス 」としてのご縁をいただく。

平成23年(2011年)、同市戸塚五丁目内に本堂を主とする寺基を建立移転し、平成24年(2012年)、来賓各位ならびに、多くのご縁深き法中、門信徒ご参詣の中、本堂落慶・入仏法要が盛大に勤修された。

( 現在、初代住職・吉井誠光 / 埼玉県川口市 )

浄土真宗本願寺派 拠点設置承認
( 平成18年6月 1日 )
浄土真宗本願寺派 宗派包括承認
( 平成24年1月31日 )
浄土真宗本願寺派 法人寺院登録
( 平成26年3月25日 )
宗教法人認証 埼玉県 05014
( 平成26年3月25日 )

本堂

御本尊( 阿弥陀如来立像 )について

浄土真宗本願寺派承認の仏師・須藤光昭師のご尽力により、善行寺御木仏御本尊ならびに御台座・御光のご新調を賜り、本願寺木仏点検を経て、平成24年(2012年)本堂内御宮殿に安置される。

内陣荘厳について

平成23年(2011年)本堂竣工後、住職・吉井誠光が かつて海外開教使として奉職していた、浄土真宗本願寺派 北米開教区・本願寺フレスノ別院(カリフォルニア州)直属のボールス仏教会(Bowles Buddhist Church)に安置されていた内陣荘厳と仏具一式の寄贈を受け日本に移送される。平成24年(2012年)本堂に安置される。

御本尊(阿弥陀如来立像)